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熊本地震一週間。 [others]

地震発生。その震度7を記録した大地震から一週間が経ちましたが、9万人の被災者が、今なお避難されているということです。

揺れが襲った益城は大学の後輩の実家がある町です。発生時より様子を見守っていましたが、翌日、いたたまれず彼女に電話しましたが、ご自宅は半壊ながらも、ご両親の無事を聞き安心しました。が、しかし、それも束の間でした。その深夜、益城は前回の10倍のエネルギーを持つ激しい揺れに見舞われ、お命は守られたものの、さらに甚大な被害が発生したのでした。また、大分には夫の実家をはじめ親戚が居り、それぞれ直接的な被害はないものの、未だ揺れから解放されず心配が募ります。

被災者のご不安やご不自由は察するに余りあり、安全な場所に暮らす私は、不甲斐なさが募るばかりです。その中でできることと言えば、義援金の寄付などですが、窓口の選択肢は多数あります。その中で、一昨日、作家・村上春樹さんが以下のように表明されました。

作家の村上春樹さんは4月19日、文藝春秋社の雑誌「CREA」編集部と共同で、熊本地震の被災地を支援する「CREA<するめ基金>熊本」と題した支援活動を始めると表明した。写真家の都築響一さんらとともに、同雑誌の企画で2015年に熊本県を訪れたことがきっかけという。 村上さんは「そのときにお目にかかったみなさんが、今回の大地震でどのような被害に遭われたのか、心配でなりません。(中略)するめを噛むみたいに、じっくりたゆまず支援を進めていきましょう、ということです。もしよろしければ、熊本をはじめとする九州各地で被害に遭われた方々をサポートするこの支援活動に参加してください」とのメッセージをウェブサイト上で呼びかけている。 するめ基金の振込先などはCREAウェブサイトで公表されている。 2015年の熊本旅行記は村上さんの単行本『ラオスにいったい何があるというんですか?』(文藝春秋)に収められている。
出典:The Huffington Post | 執筆者: HuffPost Newsroom

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「漱石からくまモンまで」
市内の「橙書店」でトークライブを催行し、また築120年の漱石の住まいを訪ね、熊本城の周りをジョギングされた様子などが描かれ・・・、読み返せば、胸が詰まります。
タグ:つれづれ

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学習*パナマ文書?。 [others]

リンクを貼っておきます。

http://kando1.net/3868



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レシピ覚書*文旦マーマレード&私と「暮しの手帖」。 [cooking]

少し前のこと。文旦の実を丸ごと使った文旦マーマレード、と言うよりも、粘度が低いので、文旦ソースを拵えました。手作りヨーグルトに添えていただいています。

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レシピ覚書:

文旦・・・大1個
リンゴ・・・1個*
グラニュー糖・・・全体量の60%

文旦は皮を丁寧に剥き、3~4センチほどの千切りにします。実は袋から出し、種を取り除きます。刻んだ皮をたっぷりの湯で3度ほど湯でこぼし、数時間水に晒ます。厚手の鍋に、水分を十分に絞り切った皮、果肉、リンゴの摺りおろしを入れ、被せるようにグラニュー糖を入れます。鍋を火に掛け、煮立つまで強火、煮立ったら火を中火にし、灰汁を取り除きながら、15分~20分、静かにかき混ぜながら煮ます。熱いうちに消毒した瓶に詰め、蓋をし、蓋を下にして脱気します。長期保存の場合は、脱気処置を施します。
*文旦の実を加えるとペクチンの働きが弱く、それを助けるためにリンゴを入れています。



待ちに待った連続テレビ小説「とと姉ちゃん」が始まりました。ヒロインのモデルは、「暮しの手帖」の創刊者、大橋鎮子氏です。が、しかし、読者の私は、このような形で「暮しの手帖」が世間の目に留まることになろうとは想像だにしませんでした。「暮しの手帖」は、長年、熱心に読み親しんできた雑誌ですが、その長い年月の間には、編集者の方々の苦しみが声となって聞こえてきそうな時期もありました。なので、ドラマ化は実に感無量です♪

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1976年・冬号と、それをお手本に拵えた「お茶帽子」です。「ティーコゼー」という洒落た名前は耳にしなかった時代です。自宅に雑誌が届き、この頁を開いた瞬間に目が釘付け→残り毛糸を駆使し一気呵成に編みました。それは中学3年生の冬でした。(←高校受験はなかったのです。)

当時、暮しの手帖に紹介される編み物は、文章を一行一行追いながら編み進み、最後の行を編み終えると同時に、作品が仕上がるという次第でした。文章での指南は、まるで編み物の先生から手ほどきを受けているようでした。

ところで、この76号をパラパラと眺めていたなら、読者による書評欄にて、ドイツ在住の小説家・多和田洋子さんの投稿を発見しました。多和田氏は当時17歳の高校生。題材は、塚原雄太著・「私は口をきかない」でした。その多和田氏のご著書は、随分以前、一冊だけ読みました。そのタイトルすら覚えていませんが、散文詩のようだなぁ、、、(つまり、私には難解!)と感じたことをふと思い出しました。

さて、鎮子さんの晩年、編集長が松浦弥太郎さんに代わり、雑誌の雰囲気はそれまで以上に変化しました。それはまるで綿麻混紡のお布巾が上等のエジプト綿のそれに取り換えられたよう。そして前号で澤田康彦さんにバトンが渡されました。新編集長2冊目となる今号を読みながら、以前の感触が戻ってきたような感覚を得ています。けれども、かつて、毎号、かなりの頁を割いて繰り広げられた、あの気の遠くなる無謀に近い商品テスト、それは、お買い物とくに電化製品などの大物のそれには大いに役立ち、そして何よりも、ものを見る目を養ってもらったあの商品テスト、その復活を見る日は来ないのでせうねぇ。。。(コストがねぇ。。。いえ、これを機に購読者が爆発的に増えれば若しや。。。)

ついでながら、新編集長の澤田康彦さんは、あの椎名誠さんの「本の雑誌社」の一員、さらには、椎名氏率いる「東ケト会」のドレイ出身であられます。(今号には、椎名誠ここにあり~のエッセイが掲載されていてます♪)嗚呼、暮しの手帖、かつまた椎名誠愛読者の私には、すばらしきシンクロニッシティ~♪

何あれ、私はこれからも「暮しの手帖」の新刊を変わらず手に取るでせう。

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