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金継ぎ覚書*漆の取り扱い。 [others]

過日来、東京では曇天雨天の湿度が高い日が続き、漆の乾燥にはこの上ない天候が続いています。

さて、先日、久しぶりに漆を取り出し、作業を始めようとしたのですが、漆のキャップが開かず途方に暮れました。半ば諦めながら、漆の購入先、箕輪漆行さんにお電話し、二、三の対処方法を有り難く教わりました。果たして、お陰さまで、キャップは無事動き、中の漆を出すことができました。と同時に、何度となく開かなくなったセメダインやボンドを廃棄した過去の記憶が蘇りました。
漆の始末:

キャップをする際に、キャップの中とチューブの周りに付着した漆を完全に拭き取り蓋を閉めること。場合によっては、テレピン油の使用も可、です。
尚、今後は、漆の特性より、室温から冷蔵庫での保管に切り替えました。
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