橙酢。 [cooking]
年の暮れ、橙がマーケットに並びます。それを買い求め、松の内が明けた頃に、橙酢を仕込みます。
米酢で割っていますので、元酢と違って保存性が高く、一年中重宝します。
作り方は至ってシンプル、簡単です。
橙を絞り、果汁と同量の米酢を合わせるだけ。清潔な瓶に入れ冷蔵庫で一年間保存が可能です。
水炊きのタレやドレッシングのお酢としてどうぞ。
黒豆の蜜煮。 [cooking]
令和三年の元旦の祝膳。年を追うごとに簡素さが増して…
黒豆は、例年と違い、蜜煮にしました。火を入れる時間は、調味液で煮るよりも短縮できる上に澄んだシロップの再利用も楽しめ、一石二鳥です。
辻調理師専門学校さんのレシピを参考に、工程を端折って拵えました。
レシピ覚書(一単位=黒豆50g*所要日数4日)
黒豆・・・50g
水・・・200cc
グラニュー糖・・・85g
*鉄玉
黒豆はたっぷりの水に24時間浸けます
しっかり膨らんだ豆を笊に上げます
鍋に豆と分量の水、鉄玉を入れ、火にかけます
沸騰まで強火の中火にかけ、浮いてくる灰汁をしっかり取り除きます
灰汁が浮いてこなくなったら、紙蓋を被せ切蓋をします
豆が踊らないよう火を弱め、1~3時間、柔らかくなるまで火をいれます*
豆が柔らかくなったら、グラニュー糖の半量を入れ、紙蓋をして優しい火で10分ほど煮て火を止めます
鍋蓋をして一晩置きます
翌朝、グラニュー糖の残りの半分を煮溶かし、前回と同様に紙蓋をして極弱火で10分
鍋蓋をして鍋が冷めるまで放置します
鍋が冷めたら、残りのグラニュー糖を入れて煮溶かし、紙蓋で10分
鍋蓋をして一晩おきます
*大きさにもよりますが、新豆ですと、二時間足らずで柔らかくなります
以下は、長期保存用の脱気の仕方です
煮沸消毒済みの瓶に豆を入れ、少し煮詰め粗熱を取ったシロップを注ぎ、蓋を閉めます
大鍋に布巾を敷き、瓶を立てて置き、水を蓋が被るまで注ぎます
火にかけ、強火にかけ沸騰させ、沸騰後、火を弱め30分煮ます
鍋ごと冷まし、完全に冷めてから瓶を出し、冷蔵庫で保存します