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塩麹 [cooking]

常備している調味料のひとつ、塩麹。用途は、主に
肉、魚の下味、保存用です。特に鶏胸肉を冷蔵、冷凍保存する際に塩麹を塗しておけば、麹の力で硬くなりがちな肉質がふっくら、その上旨味が加えられます。使わない法はないという優れものです。

さて、いつもは生活クラブ生協で購入する乾燥麹(500g およそ800円)を使いますが、今回、特別に塩麹の本家、大分県佐伯市にあります麹屋本店さんの乾燥麹(200g およそ900円)を使い拵えました。

良い面での違いがあれば嬉しいな、などと思いながら仕込みましたが、出来上がった塩麹の両者の差は歴然。麹屋本店さんの麹に軍牌が上がりました。特に香りの良さが際立ちます。ヨーグルトメーカーで仕込みましたが、甘い芳香を放ちながら只者ではない感を漂わせていました。

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追記

仕込みは昨日。一晩常温で寝かせた塩麹を、お昼の鶏南蛮蕎麦の鶏股肉に塗って出汁へ、また夕飯には、ブリ切り身に塩の代わりに小一時間塗し焼きました。どちらも素材のクセを消し香り良くふっくら美味しく仕上がりました。大満足です。

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オークション覚え ソビエト時代のクリスタル [others]

オークションの戦利品です。
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かつて社会主義全盛期の東欧諸国は、外貨取得の手段としてクリスタル製品を競って輸出しました。が、しかしソビエトの製品は日本にほとんど輸入されず、私に限りますが目にする機会はありませんでした。
そのような状況の中で、ソビエト崩壊前後にロシアンクリスタルの輸入を手掛けていたのは、大陸貿易という材木の輸入を手掛ける商社でした。
ロシアンクリスタル、その歴史はロマノフ王朝に遡る…。珍しさが手伝い、一度、手に取ってみたくなりました。
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星の瞬くツンドラに、すっくと立つ針葉樹を想わせるデザイン。楕円の底には、寸分の狂いもない美しい羽模様が施されています。職人さんの鍛錬の賜物、その精巧な技術に目を奪われます。
器を買えば何を盛ろうかと思案する楽しみがあります。この鉢には白いチューリップや檸檬が似合いそうだなと思いました。
さて肝心の落札価格は300円、気の毒になるほどの廉価でした。