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食指が動いた…、原田マハ著「やっぱり食べに行こう」。 [cooking]

世界各地で出会われた美味しいもののエッセイ。その中で、文字通り食指が動いたひとつが、ニューヨークのオニオンベーグル。玉ねぎを入れたパンが好きなので焼いてみました。(レシピは以前お借りしたレシピの塩を0.5g増やし、炒め玉ねぎ半個分を練り込みました)
オニオンベーグル1.jpg
焼きあがったベーグルは、
玉ねぎの風味が乏しく
パンチに欠ける代物
玉ねぎをもっと色濃く炒めれば良かったな…
オニオンベーグル2.jpg
原田さんのいつものオーダーは
Toasted onion bagel with butter please!
私も原田さんに倣い
同様にしていただきました
ところで、玉ねぎを焼き込んだパンと言えば、1970年代初頭の「アンデルセン」さんで出会ったオニオンカンパーニュ。こちらが私史上初の玉ねぎを練り込んだパンです。当時の私は、このアンデルセンさんお得意のハードブレッドを、いたく気に入ってしまいました。その後、数々のオニオンブレッドを口にしましたが、最初の劇的な感動は得られず。自宅でも焼いてみましたが、アンデルセンさんの足元に及びません(アタリマエダノクラッカー。古っ!)
唯一、プロのパン職人さんによるレシピ本に掲載されていたオニオンブレッド、それはリッチな生地に玉ねぎを練り込み、三つ編みにして焼くという手の込んだものでしたが、これはアンデルセンさんのハード系とは全く別物とは言え、レシピが素晴らしいのでしょう、我ながら絶品でした。(内容はアレですが…、ワンセンテンスが大江健三郎並みに長っ!)
残念ながら、そのレシピ本は引っ越しのドサクサで処分。残念なことをしました…
追記:レシピ本、メルカリで出品されているのを見つけ、即、購入しましたv
ついでながら、掲載されているバターロールがこの上なく美味しいのです。例えるならば、高級ホテルのブーランジェリー、そこで売られているような、お値段も相応の濃厚リッチなバターロール。軽く温めていただけば、もうバターロールの域を軽く超え…
そして、同じくレシピ本にあるレーズンパンも秀逸。パン好きな友人曰く、「これほどのレーズンパンを食べたことがない。」
が、しかし、そこまで重宝していたレシピ本を、何故、どうして、手離したのでしょう、ワタクシは!買い戻すことができて何よりです。

再現、WINCLのほうれん草クリームパスタ。 [cooking]

名古屋、石川橋にあるパスタ専門店の老舗、WINCLさん。愛知に住まいがあった頃、家族や友人とよく行きました。中でも、ほうれん草のクリームパスタが好きでした。昨日、冷蔵庫に材料が揃っていたので拵えてみました。何度かチャレンジしているものの、ホンモノとは異なものに仕上がってしまいます。当然と言えば当然なのですがw


ところで、WINCLさんにおいては、商売におけるホスピタリティーを期待してはいけません。その味だけに自信を持ち、愛想も笑顔も皆無。最初はその居心地の悪さに戸惑うも、目的を美味しいパスタを食す、この一点に絞れば、店内に流れる空気など一切気にならず。現在、シェフは代替わりされようですが、お店の雰囲気は、あまり変わっていないようです^^;


さてカウンター越しにシェフの動きを観察したなら、WINCL流パスタの特徴は、太目の麺を圧力鍋で茹でること、そして目を覆うばかりの大量の油脂を使うこと、この二点だと思われます。麺はモチモチ、油脂の量については、自宅でこれを再現するには少々いえ、かなり勇気を要すほど。ほうれん草のクリームパスタ以外ではペスカトーレ、ボンゴレロッソなども好きでしたが、いずれ劣らず大量のオイルが投入されていました。



ほうれん草パスタソース材料.jpg
ソースの材料はこれだけ
ブイヨンは野菜ブイヨン
生クリームは脂肪分47%が望ましい模様




ほうれん草パスタソース.jpg
仕上がったソース
お店のそれはもっと黄色味が強かった…
果てしなくこってり、遠いところでチーズの酸味
そんな感じに仕上げます


私なりにバター、オリーブオイルを思い切って使ったつもりですが、やはりお店のそれには、今回も全く及ばなかったようです。それぞれ倍量にすれば良かったかな、と作る度に後悔していますが、家庭の味ということで良しとしましょう。



ほうれん草パスタ.jpg
いつものことですが、
ソースが下に沈んでしまいました
チーズをもっと増やして、濃度を上げると良さそう
お店のソースは、濃度120%?
特殊なパスタを使ってる?
プロ仕様は、
麺にしっかりソースが絡まっているのです


27年ぶりに東京ディズニーランドへ、そこは笑顔溢れる夢の国でした。 [family]

好天にも恵まれ、歳を忘れて楽しんできました。


ミニー.jpg
入園後
娘がミニーちゃんのサングラスを手渡してくれ…
彼女は、ミニーちゃんの耳を装着w
園内には、老若男女問わず、
何かしらディズニーのキャラクターグッズを着けたゲストが多く、
隔世の感あり…


27年前、一泊二日で友人と幼児二人連れ…、意気込んで行きましたが、アトラクションそっちのけで友人との弾丸トークで二日間が終わってしまったのでした。翌年、夫の米国研修に帯同し、その滞在中にフロリダのディズニーワールドへ。東京の雰囲気とは違い、園内には、そここにキャストが立ち、気軽にサインや写真撮影に応じてくださいます。若者はまばら、休暇を楽しむ家族連れがゲストの主流。待ち時間など無いに等しく、ゆったり楽しめました。現在はどんな雰囲気になっているのでしょうね…。その年は開園25周年に当たり、パレードは特別に参加型。娘は幸運にもシンデレラのチャーミング王子に抱き上げられ、王子のリードで優雅にワルツを踊ったのでした。


ところで、絶叫系は金輪際ムリだわと確信したのは20年前。私に、そう確信させたのは、大分県の城島高原パークの日本初木製ジェットコースター、その名も「ジュピター」でした。当時、日本一美しいジェットコースターと謳われ、その実は、早い、高い、長いの三拍子が揃い、最標高ポイントで止まり急降下したなら、絶景を楽しむも何もあったものではなく…、私には恐怖そのもの。一緒だった一回り若い義従弟妻でさえ、絶叫系の卒業を宣言したほど。以来、遊園地とは無縁でしたが、今回、ひょんなことからディズニーランド好きの娘と訪園することに。


さて絶叫系に怯んだとは言え、ビッグサンダー・マウンテンだけは乗らなきゃと妙な損得勘定に駆られ、入園と同時にその列へ。いざ乗ってみたなら楽しい~♪ スペース・マウンテンでは「心臓の悪い方や高齢者は乗車をお控えください。」と何度もなんどもアナウンスされ、途中退出口で引き返そうかと逡巡。果たして私は高齢者カテゴリーなのだろうかと不安になりながらも乗車。流石にスプラッシュ・マウンテンは敬遠したものの、ゲストが楽し気に滝壺へ落ちるのを見れば、乗ればよかったかなと後悔しきり。一方で、滝を見守っている間、火の粉が飛んでくるほどの至近距離で花火が上がるという幸運に恵まれました♪ 





顔かくし.png
最後列に、一人で乗り込んだ娘
腕はまっすぐ上に!
それが、彼女の拘り
ちなみにTDLのスペース・マウンテンは
二人座席ですが
DWは一列一人座席
こちらも難なくクリアしていました
当時より
絶叫好きの片鱗はあったのですね
チップ.jpg
そんな娘は
キャストを怖がる不思議ちゃん
↑DWにて
サインをもらってる最中も不審者を見る眼差し
記念撮影は腰が引けてますw
TDLでは
キャストが近づくと
逃げ回っていました


ディズニー.jpg



夜の帳がすっかり降りました…

 

世界中の子供たちに平和と幸福あれ! 

そう願わずにはいられない

有難い一日は過ぎていきました


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あらま、こちらさまも…。 [others]

一年中、毎日欠かさずリップケア。わたくしではございません。夫です。その夫御用達のヴァセリンがそろそろ底をつきそうということで、新たに購入し、以前の容器と並べてみたなら… 


ワセリン.jpg


サイズダウンしていました! 容量49g→40g。(←40g台に何が何でも収めたかったのでしょうか?)

メーカーのサイトを覗いてみたなら、(減量になったものの)保湿力はアップしているようで、涙ぐましい努力が垣間見れたのでした。が、しかしこのヴァセリン、どうやら自由価格のようで、小売業者によってその価格に開きが見られました。市場調査必須ですわよ!


「コスパの良い大きなサイズを買えばよいのに。」という声が聞こえて来そうですが、(使い切るまでの時間が掛かり)劣化が危ぶまれ… それに大きな容器は視覚的に邪魔でして… 頑なに、このサイズを死守しております。


ゼロ円食堂、昨日はNo payment day。 [cooking]

昨日、我が家はゼロ円食堂でした。

ほぼ毎日、運動を兼ねて、午前中と夕方の二回、買い物へ出掛けます。昨日もその予定でしたが、台風並みの強風が吹き荒れ断念しました。よって冷蔵庫の食材を駆使して、やり過ごし…。これはこれで主婦冥利に尽きるというものです。


たらこ.jpg


ゼロ円食堂お品書き


白米

鶏ささみ、ピーマン、サツマイモのオイスターソース炒め

真子の煮つけ(残り物)

ほうれん草の胡麻和え

納豆

カボチャとタマネギのお味噌汁

リンゴ


昼食は前夜のアヒージョの残りでパスタ。そして同じく、前夜の残り物のラタトゥイユでした。お金も手間も掛けていません。エヘンw


さて、昨夜の食卓にも上りましたが、旬を迎えたタラの真子。魚卵は保存が目的ならば塩分過多、おまけにプリン体も多く敬遠しがちですが、新鮮な生の真子は別格。その栄養価の高さは無視できず、薄味に仕上げて有難くいただきます。


真子のお煮付け、レシピ覚書


出汁 300cc

砂糖 大さじ1弱

薄口醤油 大さじ2

酒 大さじ1

味醂 少々


真子はさっと洗い水気を拭き取ります。一対になっている部分を切り離し、それぞれ4等分にし、横一文字に切り込みを入れます。

笊がすっぽり入る多きさの鍋に湯を沸かします。煮つけ用の鍋に調味料を入れ煮立てます。

切った真子を笊に並べ、先の鍋に沈め霜降りにします。花が開いたら素早く笊を湯から上げ、それぞれ調味料の鍋に静かに移し入れます。

紙蓋をしてゆっくり静かに煮ます。15分程煮たら紙蓋をしたまま、自然に冷まします。

*一度に食べない場合は、煮汁ごと保存容器に移し冷蔵庫で保存します。


ところで、昨日の風嵐が冬を運んできたのでしょうか。昨夜来の北風も未だ吹いています。こんな日の夜は何か温かいものを拵えたい…  [ひらめき] 妹尾河童さんのピエンローにしましょう。そうと決まれば、白菜を買わねば…、そろそろ甘みが乗り美味しくなってきているはずです。

ペペロンチーノオイル。 [cooking]

ペペロンチーノオイル、私は手作りしています。と言っても、唐辛子(赤い部分だけ使う際、袋の中でぽきんと折り種を落とします)を使い切った袋の底に残った種、これをオリーブオイルに浸けておくだけですが…  

当たり前ですが、種が多ければ多いほどHOT!なオイルに仕上がります。

アーリオ・オリオ・ペペロンチーノはもちろん、アヒージョに、タバスコ代わりに、炒め物にと、何かと使え重宝します。

*使う量は辛さに応じて加減します。



ペペロンチーノ.jpg

フードロス、消費期限よさらば。 [cooking]

私のバックボーンである雑誌「暮しの手帖」。

昔の号に記憶に残った一編があります。うろ覚えですが、それは以下のような内容でした。


賞味期限(消費期限?)に過敏にならず、たとえ期限切れの食品であっても、嗅覚、視覚、味覚を駆使し、食べられそうなものは捨てずに食べましょう。鮮度が気になる場合は過熱して食べましょう。


一方的に与えられたルールを信じるあまり、見誤ることもある。自分の五感をフルに活用して感じることこそ真実の場合もあり… かんじんなことは目に見えないんだよ、と「星の王子様」にも書かれています。


ところで、当時の私は賞味期限を頑なに信じる母の影響で、期限が迫った食品は有無を言わず廃棄していました。けれども自分の家庭を持ち幾年月、いつの間にやら消費期限を超えた食品は鮮度確認し可食か否かを判断するのが習慣になりました。ちなみに、鼻炎持ちながら嗅覚は冴えていると自負していますw


最近では、期限切れなど何処吹く風。 片づけ動画などで、開封未開封関係なく期限切れのものをバッサバッサと廃棄する映像を、溜息交じりに見つめている次第です。開封後なら未だしも、日本の極めて衛生的な工場で生産された食品に雑菌混入は希では?消費期限は脱酸素剤の有効期限だとすれば、劣化は、その時点から穏やかに始まるのでは?などと思ってしまうのです。そもそも消費期限は誰が決めているのでしょう…  


さて食品ロス削減には一役買っていますが、一方で賞味期限・消費期限に無頓着になり過ぎている感が大いにあり… 

ブロガーちきりんさんの、このつぶやきにハッと我に返ったのでした。


Twitterに飛べない人のために。ちきりんさんの「つぶやき」を… 


「賞味期限が切れても食べられる」とか言ってる人、よく見ますが、そんなこと言ってたら「賞味期限が切れたモノばかりを食べ続ける人生」になってしまいます。私としては、常においしく食べられる期間のモノ、を食べたいです。





ポン酢.jpg


消費期限間近のポン酢の救済。


右のポン酢は塩梅が微妙で、半分以上残った状態で放置。捨てるのも忍びなく、お得意のクンクンをしたなら香りは全く無問題。白だしや自家製橙酢、美濃三年酢、ミツカンすし酢昆布だし、自家製かえし、味醂等、思いつくまま適宜加え風味が飛ばないよう注意深く加熱。更なる消費期限(期日不明w)の延長を図りました。肝心のお味はと言いますと「どちらのポン酢ですか」と必ずや訊かれるであろうレベル…  

なワケは、ございませんw