秋到来。 [diary]
数日前から、金木犀の香りが漂いはじめました。厄介なブタクサの花粉も飛散しているようです。本格的に秋がやって来ました。
秋と言えば…読書の秋! 読み応えのありそうな一冊を図書館で借りました。こちらはハードカバーの重量級。横になっての読書は危険です。顔面に落とせば無傷では済まされないでしょう。
さて田辺聖子さん、好きな作家のお一人です。新入社員時代、同僚の先輩から何冊もお借りし読み漁りました。私は関西出身ですので、おせいさんの軽妙でありながら美しく優しい大阪弁は、何の閊えもなく心地良く脳に沁み込んでいき、読後、その余韻に浸ることができました。
ところで、いつの頃からか、本を読む際に字面を追うのみで内容が脳に到達していない感があり…、加齢が原因なのでしょうか。また、感動こそすれ、ハテサテどう感動したのやら、と首を傾げることしばしば…(←ギャグではありません)なので、気になる文章に出会ったなら付箋を付けたりするものの、ハテサテこの文章の何に惹かれたのか?…… 以下省略。
さて、話は食に移りまして…
朝夕涼しくなり始めた頃から、食卓では土物の器の出番が増えてきました。
洗った食器は自然乾燥させていますが、陶器は磁器に比べて乾きがゆっくり故、一晩では心許なく翌午前中まで乾燥させて収納しています。
若い頃は土物の扱いに慣れていなかったため、いくつもの器にシミを作ったり欠かしたり。年齢を重ねた今も、シミこそ作らなくなりましたが、相変わらず割ってしまう器が後を絶たず…。器好きに有るまじきことですわ。
タグ:本
2022-09-29 15:13
沢野ひとし著「ジジィの片づけ」。 [book]
若き日に椎名誠氏、木村弁護士とともに共同生活を送り、解散後も氏の著書の挿絵を担当されているあの(!)沢野ひとし画伯の新刊を図書館で借りました。
タイトルは、「ジジィの片づけ」。果たして、数多ある片付け本のレジェンドと言っても過言ではございません。
さて、私の中で沢野さんと片付けは結び付かなかったのですが、某ムック本で氏の正体(?)を見知って以来、俄然興味が湧いていたところに嬉しい新刊。
その沢野氏、ご自宅の片付けに留まらず、友人知人のそれまで片付けられるそうです。そんな氏の片付け好きは、あの佐野洋子氏のお墨付き。沢野氏の奇行(?)をエッセイで語られるほどなのでした。
著書内で沢野さんが語る片付けは、誠に論理的かつ実用性の高いものです。一方、ユーモラスな語り口に、そこはかとなく漂う哀愁、それが何とも切なく愛おしい…
片付け好きな方もそうでない方も楽しめると思います。
話は変わって、昨日は安倍元首相の国葬日。前日、我が家の最寄駅前で反対を訴えるデモがあり、署名を募っていました。脇を通りかかると署名を請われましたが、過日、ネットのChangeで署名したことを伝え遠慮した次第です。国葬が決定されて間もない頃のことです。以後、反対意志を表す人は増え続け、それに伴い内閣支持率は下がり続けました。
引くに引けない、仮にそれが理由で撤回しなかったのだとすれば、あまりにも愚かな政権です。対して、安倍氏が国葬に値するほどの首相だと認識しているとすれば、空恐ろしさを感じます。
タグ:本
2022-09-28 10:40
タモリさんの加茂なすレシピ。 [cooking]
6月18日放送のブラタモリにて、タモリさんが農家さんが作られた立派な加茂ナスを手にしながら紹介されたお料理。昨夕、試してみました。
賀茂ナスを金山寺味噌と胡麻ドレッシングで食すというもので、市販のドレッシングを使えば至極簡単そう。私は練りごまを使い適当に拵えましたが、金山寺味噌が和らぎ、良いお味に仕上がりました。
ところで、今年は秋刀魚の出足が遅く、その上、脂の乗りがよくありません。マーケットの魚コーナーを覗くたびに、そのサヨリのような姿にがっかり…
このままシーズンが終わってしまうのも悲しいので、昨日ついに買い物カゴへ。家族一同、初物、その上、今季最後かもしれないと心していただきました。
タグ:レシピ
2022-09-23 11:37
旬のサツマイモ。 [cooking]
秋野菜が店頭に並んでいます。栗もお目見えし、さて渋皮煮はどうしようかしら…(昨年の瓶詰がまだ冷蔵庫にあります)
調理し易そうな小ぶりのサツマイモ(紅天使)が2㎏と手頃な量で箱売りされていました。皮に滲む蜜の跡は、甘みが乗っている証。何を拵えても良いお味になるでしょう。
*サツマイモサラダ
蒸したサツマイモを拍子にカット。ドレッシング(ハチミツ:ヨーグルト:粒マスタード=2:1:1)で和えて出来上がり。甘みの濃い品種ならば、ハチミツは減らしても…
輪切りにカットしたサツマイモを柔らかく茹で荒めに潰す。マヨネーズ、クリームチーズ、粒マスタードで和えて出来上がり。
タグ:レシピ
本返し、いとも簡単にできちゃいますよ。 [cooking]
十五夜。 [cooking]
昨夜は雲間から現れたる小待月を愛でながら、床に就きました。
今宵、十五夜。美しいお月さまが見られますように…
ある年の秋の日、年長の友人を招いた際のお弁当です。満月ならぬ半月弁当です。お椀の中は、鶏の丸に占地、三つ葉と、まんまるお月さまをイメージした献立に。お箸置きは菊文様。料理から器、小道具遣いまで季節を表現し楽しめる和食の素晴らしいことと言ったら…
お月見弁当
お赤飯(松型物相)←I wish I have a chrysanthemum mold.
出汁巻玉子
鰆の西京焼 カボス
南瓜の炊いたん
薩摩芋の甘露煮
椎茸の含め煮
お吸い物(鶏の丸 占地)
こちらは、義従妹に用意した深秋のお弁当です。お赤飯を茸ご飯に、牛肉の時雨煮を添えました。お吸い物は、お得意の鶏の丸でした。
さて今夜の十五夜、なに拵えよかな♪
タグ:お弁当
2022-09-10 10:19
memento moriと掃除、そしてヤマボウシ。 [diary]
その時に慌てないように… 夢も、そうでないことも実行に移していきたいと思う今日この頃。そういう年頃なのでしょう。明日の不安にさえ苛まれることしばしばですが、そういう時こそ夢の設計を!そして下調べするひとときは楽しいものです。
さて日常生活においては、常に整理整頓、清潔にしておきたいと思うもの。特に掃除は、シジフォスの岩の如く放置できない行為です。埃では人は死なないと豪語する猛者がおられますが、その心境に至るには、私は、いかにも小心者でして…。
余談ですが、母校では、中学から高校へ上がる春休みに、曹洞宗禅寺での座禅修行が用意されていました。一日の中で何度か繰り返される座禅と作務。作務は掃除ですが、日に何度も行うため、室内は塵一つなく,庭園は雑草一本を探すのにも苦労するほどでした。果たして二泊三日で私が会得したことは、座禅による無の境地…ではなく、掃除とは汚れる前にする行為也という、恐らく修行の趣旨には外れているであろうことでした。
が、しかし会得と実行は別物でして、我が家の掃除のやりがいたるや…www
ちなみに、私の床拭き掃除は「永平寺スタイル」です。 膝を就かず手足だけで拭き進んでいきます。このスタイル、膝に負担がかからず大腿筋が鍛えられます。エクササイズ代わりに毎日のルーティンにすれば、老化防止の一助となるかしら…
話は変わりまして、マンションの植栽の中に不思議な実を見つけました。集合体恐怖症の私にとって、じっと見つめるにはキツイ模様…
ネットで「木の実 黄色い球体 赤い斑点」で検索したなら、流石、Yahoo 知恵袋!即座に答えてくれました。
答えはヤマボウシの実。赤く熟したそれは、ジャムなどにして食せるそうです。
タグ:掃除
2022-09-07 11:11