SSブログ

突発性難聴*急性低音障害型感音難聴。 [others]

過日、起床時に右耳の異変に気付きました。


それは、内耳の圧迫感と発声時に頭蓋骨の中で自分の声が反響するというものでした。外部の音は聞こえるには聞こえるのですが、電車の通る音や換気扇のような雑音が必要以上に耳を刺激し、まるで右耳が騒音に攻撃を受けているような感じ、反して、人間の話し声は極めて聞き取り難いのです。


私はアレルギー性鼻炎持ちで、飛行機に乗ると、着陸時には必ず航空性中耳炎に悩まされます。その時も耳の以上というより、鼻炎が急に悪化したのだろうと楽観していました。


翌日を迎えても、耳に変化はなく、聞こえ難さ、頭蓋骨の中の違和感は無くなっていませんでした。その時に初めて「突発性難聴」を疑い、個人の耳鼻科へ走りました。

問診と聴力検査の結果、予約なしで受診できる大病院への紹介状を用意してもらい、その足でその病院へ向かいました。諸々の検査をし、医師が下した病名は、「急性低音障害型感音難聴」という聞き慣れないものでした。原因は不明ながらも、過労やストレスがそれではないかと言われています。


脳圧・眼圧を下げる薬、ビタミンB剤、血流を促す薬を処方され、経過観察と相成りました。また医師より、薬が効かなければ突発性難聴の特効薬ステロイドの仕様に切り替えると告げられました。


医師の診断通り、果たして服薬後数日で症状は改善されました。現在、お陰様で聴力は回復し、薬の服用も必要なくなりました。


突発性難聴の場合、その病名に多少馴染みはありました。急性感音障害型難聴は、先にも書きましたが、初めて耳にする病名でした。医師曰く、原因不明の難聴を突発性難聴と同じカテゴリーに入れる医師もいらっしゃるとのこと。なのでメジャーでないのかもしれません。


その急性低音障害型感音難聴は、完治困難な突発性難聴と違い、適切な治療を受ければ90%の罹患者は快癒しますが、再発する場合があるそうです。よって今後も耳の異常や聴力の変化に気を付けて生活しようと思います。


最後になりましたが、発症から完治までの顛末を記すも、ブログを通して伝えたかったことは以下のみです。

突発性難聴など原因不明の難聴は、薬の服用が早ければ早いほど効果が期待できます。言い換えれば、自然治癒はゼロに等しく、処置が遅れると難聴の回復は困難になるということです。ですから不調を感じたら、すぐに専門医を受診してください。多くの病気と同様、予後の良し悪しは時間で決まります。


かつて、私のブログの中でカンピロバクター食中毒の体験を記しました。アクセス数は跳びぬけて多く、その中の一部でも参考になる部分があれば良いなと思っております。今回この記事も、どなたかの一助になればと思って止みません。


↓娘がお見舞いにくれた、デンメア・ティーハウスのフレーバーティー。ジャスミンとベルガモットの華やかなダージリンです。TKS♪


デンメア.JPG