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味の記憶と記録・下北沢「七草」 [diary]

先週末、かねてより伺いたいと思っていたお店、「七草」さんへ、夫と行って参りました。

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感想は、10点満点中10点♪

お料理からインテリア、女店主前沢リカさんの佇まいまで、静謐な美しさとでも表現しましょうか・・・、鍛錬された技術やセンスが静かに伝わってくる、そんなお店でした。

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以下、お料理の記録です。

まずビールで喉を潤した後・・・

あまりの美味しさに感激した一品目、「青紫蘇のすりながし」です。ジャガイモのベースに嫌みのない青紫蘇風味。器もキンと冷えていました。

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次に、「八寸」風の盛り合わせ。尺の「はつり盆」で供されます。このお盆がまた素晴らしく。(ホシイナァ・・・♪)

1-七草・八寸ふたり - コピー.JPG


盛り込まれているお料理は、十草の小鉢に、干瓢のハーブ和え、ここから時計回りに、梨の胡瓜卸し和え、甘藷のレモン甘煮、その上に松葉に刺された大徳寺納豆、オクラの煮浸し、シシトウの焼浸し、何かの葉物のお浸し、薄甘の卵焼き。

1-七草・八寸 - コピー.JPG


愛媛の純米吟醸酒「いしづち」。酒器は磁器、猪口は好きなものを選びます。

1-七草・酒器いしづち - コピー.JPG


店主自ら供された椀。椀だねは冬瓜。下し生姜を溶いていただきます。冬瓜もお出汁も滋味なり。まさに口福。

1-七草・煮物椀 - コピー.JPG


温かいものが続きます。揚げ賀茂茄子に干椎茸味噌。上に乗っているのはプティベールのグリル。椎茸味噌の塩梅が絶妙でした。

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ここで「いしづち」をお代わり。二合目は、陶器の片口で出していただきました。

1-七草・酒器陶器 - コピー.JPG


次に、冷たい「トマトと赤パプリカのジュレ寄せ」。ジュレに、すだち、またはカボスの仄かな香りが・・・、尋ねると、その両方とのこと。店主のこだわりを感じます。

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定番の「大豆と豚肉の味噌炊き」。大豆が柔らかくてびっくり。添えられた野菜は、ゴーヤとズッキーニ、いんげん?のオイル炒め、微かにクミンシードのエスニックな香り。

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冷たい饂飩。稲庭かな?フェンネル?とクレソン?もう一種類別のハーブがたっぷり乗っています。何れも若芽の柔らかな部分だけ使われています。香草の香りは控えめで、ごまだれの風味を引き立てていました。小さなお皿は、丁寧に刻まれたしば漬けです。

1-七草・饂飩 - コピー.JPG


デザート。大きな折敷に、ココナッツと胡椒のクッキー、スイカのマリネ、あしらいはもみじ。手前は、「氷豆腐」。寒天の中の大小ボールは絹ごし豆腐。黒蜜でいただきます。

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デザートは、ほうじ茶で。このポット&ポット敷きが素敵でした♪

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落ち着いた空間で、野菜、乾物が中心の、身体に優しい美味しいお料理をたっぷり頂いて、心身ともに満たされました。食後、吉祥寺のハーモニカ横丁へハシゴする予定でしたが、二人とも満腹で断念。ハーモニカ横丁は次回の楽しみにいたしませう♪

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タグ:外食 七草

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