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お弁当・ぶぶあられの天麩羅&百田尚樹著・錨を上げよ。 [lunch box]

本日より、お米のお弁当を再開しました。(夏の間は、保冷剤付きサンドイッチ&紅茶)

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ぶぶあられは、京都の錦市場にて購入しました。おじさんのお弁当には、単色のあられが良かったかしら!?

さて、この夏は存外に凌ぎやすく、家事同様、読書も捗りました。
石井好子さん、ドミニック・ローホー女史、津端修一・英子夫妻などのご著書を中心に、図書館にて片っ端から予約し、読み耽りました。

他には、夫から又借りし読んだ、百田尚樹著・錨を上げよ(上下巻)。普段、私はほとんど小説を読まないのですが、これは、心から読んで良かったと思えました。

備忘録のために感想を少々。

およそ1200頁という長編に関わらず、読みやすい文体とスムーズなリズムにより4日間で読了。(本は、常に開かれたまま。家族からは冷たい視線が・・・)

破天荒な主人公。繰り返される目を覆うばかりの暴力シーンには、読んでいて苦しい場面もあり、半ば呆れながら読んでいました。一方で、その筋の通った生き様と天性の頭の良さには、羨望の念を抱かずにはいれられません。と同時に、市井に生きる多種多様な人々を、実に多く取り上げ、端的に描写されています。登場人物の数をカウントしておけば良かった、と思うも後の祭り。。。彼らの存在により、世間というものを再認識させられました。
著者は、恐るべき博覧強記の人。彼の知的教養を知らしめる比喩のセンスが面白く、それを楽しみに頁を繰った感もあります。また、世間では、百田氏=右翼と評される場面が多々あるようですが、この主人公は、至ってリベラル。真の百田氏は如何に。

さて、只今、またもや夫からの又借り本、平野啓一郎著・空白を満たしなさいを読んでいます。おどろおどろしい雰囲気に満ちていますが、如何なる展開になるのでせう。結末が気になります。夫の推薦本には間違いがないので、このまま読み進むことにいたしませう。




錨を上げよ(上) (100周年書き下ろし)

錨を上げよ(上) (100周年書き下ろし)

  • 作者: 百田 尚樹
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/11/30
  • メディア: 単行本



錨を上げよ(下) (100周年書き下ろし)

錨を上げよ(下) (100周年書き下ろし)

  • 作者: 百田 尚樹
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/11/30
  • メディア: 単行本



空白を満たしなさい

空白を満たしなさい

  • 作者: 平野 啓一郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/11/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




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