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フードロス、消費期限よさらば。 [cooking]

私のバックボーンである雑誌「暮しの手帖」。

昔の号に記憶に残った一編があります。うろ覚えですが、それは以下のような内容でした。


賞味期限(消費期限?)に過敏にならず、たとえ期限切れの食品であっても、嗅覚、視覚、味覚を駆使し、食べられそうなものは捨てずに食べましょう。鮮度が気になる場合は過熱して食べましょう。


一方的に与えられたルールを信じるあまり、見誤ることもある。自分の五感をフルに活用して感じることこそ真実の場合もあり… かんじんなことは目に見えないんだよ、と「星の王子様」にも書かれています。


ところで、当時の私は賞味期限を頑なに信じる母の影響で、期限が迫った食品は有無を言わず廃棄していました。けれども自分の家庭を持ち幾年月、いつの間にやら消費期限を超えた食品は鮮度確認し可食か否かを判断するのが習慣になりました。ちなみに、鼻炎持ちながら嗅覚は冴えていると自負していますw


最近では、期限切れなど何処吹く風。 片づけ動画などで、開封未開封関係なく期限切れのものをバッサバッサと廃棄する映像を、溜息交じりに見つめている次第です。開封後なら未だしも、日本の極めて衛生的な工場で生産された食品に雑菌混入は希では?消費期限は脱酸素剤の有効期限だとすれば、劣化は、その時点から穏やかに始まるのでは?などと思ってしまうのです。そもそも消費期限は誰が決めているのでしょう…  


さて食品ロス削減には一役買っていますが、一方で賞味期限・消費期限に無頓着になり過ぎている感が大いにあり… 

ブロガーちきりんさんの、このつぶやきにハッと我に返ったのでした。


Twitterに飛べない人のために。ちきりんさんの「つぶやき」を… 


「賞味期限が切れても食べられる」とか言ってる人、よく見ますが、そんなこと言ってたら「賞味期限が切れたモノばかりを食べ続ける人生」になってしまいます。私としては、常においしく食べられる期間のモノ、を食べたいです。





ポン酢.jpg


消費期限間近のポン酢の救済。


右のポン酢は塩梅が微妙で、半分以上残った状態で放置。捨てるのも忍びなく、お得意のクンクンをしたなら香りは全く無問題。白だしや自家製橙酢、美濃三年酢、ミツカンすし酢昆布だし、自家製かえし、味醂等、思いつくまま適宜加え風味が飛ばないよう注意深く加熱。更なる消費期限(期日不明w)の延長を図りました。肝心のお味はと言いますと「どちらのポン酢ですか」と必ずや訊かれるであろうレベル…  

なワケは、ございませんw