太宰治が学習不要論者を論破。 [book]
X(旧Twitter)で不定期に話題になる古文漢文不要論。つい先日も、多少の賑わいを醸していました。
世代を超え、古文漢文のみならず、学習の要不要の論議がなされるのですが、太宰治著「正義と微笑」の4月13日付の日記の中で、主人公、進の去り行く担任、黒田先生は、生徒達にこう告げます。(以下、青空文庫より魚拓引用)
カルチベートとは、修める、鍛錬する、深めるという意。
「カルチュアと言うのは、中略 心を広く持つという事なんだ。愛するという事を知ることなんだ。」
殊更この一文に惹かれます。