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バイバイ大阪、工芸店ようびさんへ。 [diary]

大分帰省より遡ること凡そひと月、夫に東京転勤の辞令が出ました。
大阪ライフを楽しもうとしていた矢先のことで、少なからず落胆したのはワタクシです。
計画が崩れ残念でしたが、家族が一年ぶりに揃うことになりました。
以来、毎週末の楽しみ、「家飲み」を充実させています♪♪

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さて、辞令から引っ越しまで十日足らず。
私は荷出し前々日の夕方に新大阪に着き、地下鉄御堂筋線で淀屋橋に向かいました。
夫と心斎橋寄りの出口で落ち合い、オフィスの入っているビルを案内してもらいました。
そこは、なんと義父(故人)の勤務先の真正面に位置していました。
偶然とは言え、夫はお義父さんに見守られながら、大阪で頑張っていたのでしょう。

そこから御堂筋を北上し、粉なものの聖地大阪ならではの鉄板焼き屋さんへ。こちらは、夫、お薦めのお店なのですが、どうやら人気店らしく、店内は会社帰りの男女で賑わっていました。後日検索してみたらば、東京にも一店舗ありました。そのお味は言わずもがな、工夫を凝らしたインテリアや、重厚な陶器遣いは、女性客受けしそうです。

食事後、古き良き時代の趣を感じさせるビルが建ち並ぶ通りを歩きました。堂島川の向こう岸に、母が若かりし頃務めていた銀行を眺め、地下鉄入口の階段を降りました。が、しかし私はこの少なからず縁のある淀屋橋が好きだなぁ。。。銀杏が色づく季節に、また歩きたいなぁ。。。

翌朝、パッキングを完了させ、梅田へ出掛けました。目的は曾根崎の工芸店ようびさん。夫の在阪中に伺いたいと思っていた器屋さんです。
そちらへ向かう途中、まさにようびさんから出てこられた夫の高校時代の友人Kさんに遭遇しました。素晴らしい偶然です。私たちは、その方を噂しながら歩いていた最中のことなので、尚更びっくりしました。彼は、ようびさんで蕎麦猪口を買われたとか。私たちは大阪勤務の思い出として、酒呑をひとつ買い求めました。

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ところで、ようびさん、長年サイトを拝見していますが、実店舗は、予想外に大変狭いスペースでした。そこに趣味の良い器が無造作に、且つまた、所狭しと並んでいました。丁度、店主M氏がお仕事をされていましたが、麦藁色の絽が良くお似合いの、静かな佇まいの佳人でいらっしゃいました。

「ようびさん」を後にして、改装の完了した阪急デパートで日傘を新調しました。日差しが急に強くなったその日、売り場は、日傘を求める人でごった返し、夕方のスーパーマーケットさながらのレジでは、15分ほど並びました。やれやれ。。。

次に、新名所グランフロントへ。こちらも凄まじい人出でした。各階をさっと見学し、あるショップでテーブルクロスを一枚購入し、早々に退散しました。

に、しましても・・・、大阪駅、阪急改装に続き、グランフロントの出現と、四半世紀の間に知らないビルが増え、私は浦島太郎さんの体で、梅田の変貌に目を見張りました。再開発は、私がお勤めしていた頃に既に始まっていましたが、その後のバブル崩壊、リーマンショック等を経てゆっくり進み、今、まさに、ようやく一段落した感じなのでしょうか。次は、阪急梅田駅の改築だそうです。子供時代より慣れ親しんだ梅田駅の佇まいがどんな風に変わってしまうのでせう。ちなみに、阪神百貨店地下のフードコートやJRから阪急に続く高架下の、あのディープでアジアな一角は、依然昔のまま。あまりの変化の無さに驚愕でした!



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